12 月 16, 2007 @ 3:52:28
厳しい寒さによる凍傷
凍傷は、ものすごく寒い状態や、氷点下の空気によって起こるもので、猫だけでなく犬にも起こり得ます。凍傷になりやすい部分としては、耳の先、尻尾、陰嚢、そして足(特につま先)です。
凍傷の発症の仕方
血液の流れによって細胞にもたらされるのは、酸素、栄養分だけでなく、熱も含まれます。もし、体の一部がものすごく冷えるとその部分の血管が収縮し、体の熱を少しでも守ろうとします。冷たくなった部分の細胞には血液が届かなくなり、最後には周りの空気と同じぐらい冷たくなってしまいます。もしその部分の細胞が凍ってしまうと、細胞は死に至ります。
特定の薬を服用している場合や、病気を患っている場合(例えば:糖尿病など)は、凍傷になる可能性が高くなります。また寒さだけでなく風も強い場合や、猫の体が濡れている場合には、凍傷の発症の確立は高くなります。
凍傷の症状をどうやって発見する?
まず、凍傷になっている細胞の色は、青白いか、灰色の色をしています。また触った感触は、とても冷たく硬いのも特徴です。凍った部分が解凍されてくると、色は赤くなります。重症の凍傷を患っている場合には、7~8日で組織が黒色に変化し、最終的には数週間をかけて脱皮します。そして細胞の痛みは少しずつ減っていきます。しかし、細胞が温まると、凍傷は鋭い痛みを伴います。
飼っている猫が凍傷になったらどうすればいい?
・凍傷になっている部分を摩ったり、マッサージしないで下さい。
・何よりもまず、凍傷になっている部分を暖めます。暖かいお湯で温めるのが一番でしょう。熱いお湯は絶対に避けてください。温度の目安は、40度~42度です。暖かいお湯に浸したタオルを凍傷の部分にあてたり、お湯に浸けるようにします。熱い風の出るドライヤーや、ブラシつきのドライヤーなどを直接凍傷の部分にあてないようにしてください。やけどする恐れがあります。
・部分を暖めたら、やさしく全体を乾かします。
・凍傷を発見したら、直ちに獣医に見せてください。動物病院に連れて行くまでにもしっかり暖めてあげましょう。乾燥機で数分暖めたタオルなどを体に巻いてあげるなどの方法がお勧めです。
・一度暖め始めたら、途中で止めないでください。一度暖められた細胞がまた冷たくなると細胞を傷つけてしまうからです。
・獣医に見せるまでに痛み止めなどを与えないようにします。人間向けの痛み止めにはアセトアミノフェンやアスピリンなどが含まれており、これらは猫を含むペットにとって害となるからです。
病院ではどのような治療が行われるか?
まず、診察で細胞がどのぐらい傷ついているかを診察します。実際にどのぐらいの細胞が死んでしまっているかを把握するには1週間ぐらいかかります。この診察を得て、痛み止めが処方されます。また、第2の感染症を防ぐために、抗生物質が処方されるかもしれません。凍傷になる場合に低体温症を伴っている場合がありますので、その検査と共に治療も行われるはずです。
尚、重症の凍傷で、多くの細胞が死んでしまった場合には、その部分の切断を余儀なくされる場合もあります。
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