1 月 3, 2008 @ 0:35:00
屋外飼いに潜む危険
猫 屋外飼いの危険性(!)
猫は昔から屋外で生活するのを好むと考えられてきました。実際、外の明るい日差しを浴びながら、美味しい空気を吸い、自由気ままに外を放浪しているのは猫の好むところでしょう。しかし時代は変わり、外は昔ほど安全ではなくなっているのが現状です。
子猫をもらってきて、飼い主にはたくさんの決断が迫られます。その一つがこの室内飼いにするか、屋外飼いにするかの選択でしょう。アメリカの動物福祉協会のリサーチによると、屋外で自由に放し飼いされている猫の平均寿命は想定で3~5年とされました。室内外の場合は、これとは比べ物にならない17年という数字が出されています。
では、実際外で飼っているとどういう危険があるのでしょうか?だれもが思いつく危険は、まず交通事故、車に轢かれる猫はとても多いのです。そして”猫にとって危険な植物”でも説明しましたが、こういった毒性の植物を食べての死亡、他の猫との衝突、喧嘩によっての怪我による死亡、病気の伝染による死亡、寒さなどによる凍傷、低体温症、夏には脱水症状になる危険性など、挙げればきりがありません。
半分室内で、半分屋外で飼えばいいんじゃない?と思う人もいるかもしれませんが、猫は縄張りがあり、自分のテリトリーを毎日見回りに行く動物なので、半分室内飼い、半分屋外で飼うということはできません。一度外に出る経験を踏んでしまうと、毎日外に出る猫に育ってしまいます。
色々な危険が潜んでいる外に出し生活させるか、完全室内飼いにしてしまうかを決めるのは、それぞれの飼い主の決断です。屋外で飼う場合の利点・欠点、又、室内飼いの利点・欠点をしっかり把握してから決断したいものです。
まず、完全室内外にした場合の利点は、
*車に轢かれることはありません。
*色々な伝染病に感染することがなくなります。(多頭飼いの場合を除く)また、その他のノミやダニ、虫が付く心配も減ります。これらの虫は大抵、外で付くことがほとんどだからです。
*屋外で飼う場合には、ノミやダニなどの薬をずっと使用しなければなりません。また、ノミやダニの付いたまま室内に入ってくると、室内のカーペットなどに落ちて、室内のノミやダニ対策に困ることにもなります。しかし猫をずっと室内に入れておけばノミやダニは克服できるでしょう。
*屋外で他の動物(大型犬や、その他の野生動物)に襲われることがありません。
*屋外で生活する猫たちは、平均寿命が短くなります。
*近所で猫が悪さをしてしまい、近所に迷惑をかける心配がありません。また、苦情を言われる心配もありません。
*屋外で飼っていると、怪我をしたり、病気をもらったり、ノミやダニをもらってきたりと、病院に連れて行く機会も増えてしまいます。その度にかかる医療費が、室内飼いの場合はほとんどかかりません。
次は、完全室内飼いにする場合に気をつけて欲しい点です。
①屋外に出ている猫は通常運動が十分出来ますが、室内の猫には運動が足りず、怠け者になったり、それにより肥満になる傾向があるとも言われますので、しっかり遊んであげてください。ペットショップに行けば、たくさん猫のおもちゃが売られています。又、家にあるものを使って、例えば、新聞紙を雪だるまのように丸めて投げて遊ぶなど、クリエイティブに遊んでみるもの面白いでしょう。
②猫は毛玉を吐き出すのを助けるために草を食べます。屋外の猫は草を食べる機会はたくさんありますが、室内飼いの場合は難しいので、飼い主が用意してあげてください。猫の好きなキャットニップや、ハーブ系の草はペットショップや、ホームセンターなどで売られていますので、簡単に購入できます。
③外では爪を磨ぐところは簡単に見つかりますが、室内では家の柱を使ってしまったり、木製の家具を使ったりする結果になりがちです。こういった家へのダメージを防ぐためにも、木製の爪とぎ板(ポスト)を購入してあげましょう。
次に屋外飼いの場合の留意点です。
①屋外で飼う場合、猫の去勢手術や、避妊手術はしておいた方が良いでしょう。去勢手術をしていないオスは頻繁に喧嘩をして怪我をする可能性が高くなります。手術をしたオス猫は喧嘩を余りしなくなり遠出を余りしなくなります。そしてメスは、手術をすることによって知らないうちに妊娠してしまうのを避けることができます。
②屋外では色々な伝染病に感染してしまう可能性が高いため、必ず全てのワクチンの接種をするようにします。これは、他の猫に噛まれた場合や、他の傷から病気を予防することを助けてくれます。また絶えず外に出て、狩をしている猫には、虫がつく傾向があるので、しっかり取り除くようにします。
③猫が迷子になった時等のために、飼い主の電話番号と名前を入れたIDタグを身に着けさせましょう。これにより、迷子になったり、怪我をしている場合に、他の人に助けてもらえます。また首輪は弾力性のあるものにし、もし首輪がどこかに引っかかっても、取れるようにしておきましょう。
IDは、最近では獣医の下で取り付けてもらえるマイクロチップが開発されています。このマイクロチップを皮膚の下に埋め込んでしまうことで、病院などに設置してある読み取り器(リーダー)でそのID番号を確認し、その猫を特定することが出来るという仕組みです。
さあ、これらを参考にして、自分の状況と照らし合わせてみてください。あなたの猫には室内飼いと屋外飼い、どちらを選びますか?
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